中国では1月のお正月(というのも変な感じですが)が地味な代りに、2月にある旧正月(春節)を盛大に祝います。僕は今年で2回目の春節になるのですが、毎年日本に帰国しているので、「危険なくらい爆竹が鳴り響く」という中国のお正月を体験した事がありません。せっかく中国に住んでいるのだから・・・という思いもありますが、旧正月の連休は数少ない帰国のチャンスなので、やっぱり日本で過ごしたいというのが本音です。
今回の帰国に合わせ、仕事用のノートパソコンを買い換えました。これまではHewlett-Packardのnx4300を使っていたのですが、内蔵光学ドライブの故障やHDD(40GB)の容量不足などで悩まされていたので、Panasonicの通販サイトで買いました。一般の電気店やWebショップで購入するよりは割高なのですが、納期が確実なのと、WindowsXPのプリインストールモデルが購入できること(Vistaは重くて僕にとっては「意味なし」です)、故障時の修理対応が早いことが決め手になりました。
購入したのはCF-T7というモデル。12.1型液晶、光学ドライブ無しの「1スピンドルモデル」という奴ですね。CPUは インテルCore2Duo 1.2GHz,メモリは純正品が高いので、購入時には標準の1GBのままとし、上海の電子城でバルク品(1GB)を安く購入。ちゃんと認識するか不安でしたが特に問題もなくサクサク動いています。2GBのメモリがあれば常駐ソフトの数が多くても気になりませんね。本体の軽さ、小ささからいえば重量1Kgを切っているR7が魅力的なのですが、10.4型液晶では画面が小さ過ぎて、Excelを使った仕事が辛いです。とはいってもT7も1.2Kgを切る重量。前任nx4300が1.8Kg以上あったので、持ち運びのし易さが全然違います。また、ACアダプタが小型なのも好感が持てます。ノートパソコンは「持ち運んでナンボ」ですから、本体が小型、軽量でもACアダプタ&ケーブルが嵩張ると意味がありません。
何よりも僕が気に入っているのが「バッテリーの持続時間」です。カタログスペックで約10時間。実際にはバックライト輝度の設定や起動しているアプリの状況によって異なりますが、目一杯充電して朝からお客様を訪問してプレゼンと現場でのシステム調整を行い、移動中の車の中でメールチェック、更に飛行機移動中にレポートをまとめる・・・というヘビーな使い方をしてもバッテリー残量を気にする必要は殆どありません。また、バッテリーの充電を調整するソフトが組み込まれているので、社内に居て持ち運びをしない時は「ECOモード」に設定しておけば、バッテリへの充電量を80%で維持することが可能です。というのも、バッテリへの100%充電、完全放電はバッテリの寿命を縮めてしまう為、AC電源を接続して使う時はバッテリを繋ぎっ放しにしない方が良いのです。だからといってデスクワークをする度にバッテリを外すのは面倒ですし、外した時に限って急な会議が入ったりして、バッテリが装着されていない事を忘れてACケーブルを抜いてしまい「うががげご!!」なんて事になるんですよね。
こういった細かい点を考慮して作られたLet'sNoteシリーズには非常に好感が持てます。最近増えてきたローコストノートPCに比べると割高ですが、一度使うと他のノートには戻れない快適さがあります。派手さは無いけど使い勝手を追求して設定されたLet'sNote、こういう美しさを「機能美」というのだと思います。