2008年7月9日水曜日

中国の携帯電話から(ちょっと安く)国際電話をかける方法

中国歴の長い方は当然ご存知だとは思うのですが、最近僕が学んだ「中国携帯電話」を活用するちょっとしたポイントをお伝えします。中国の携帯電話から国際電話(僕の場合、主に日本)をかける場合、事前に登録が必要です。携帯キャリアのお店に行って手続きするのは中国語が出来ない方には大変高い壁ですが、短信(SMS)を使って登録する方法がありますので、それをご紹介します。
※僕が使用しているキャリアは「中国移動(ChinaMobile)」なので、今回の情報もこのキャリアに限った機能・サービスです。

ステップ1(国際電話が発信できる様、登録)
「10086」あてに「KTCJCT」と言う内容のメッセージを送信。これで完了。
(200元以上のチャージ(充値)が無いと申し込み出来ません)
電話の掛け方も簡単、「00+国番号+日本の電話番号(先頭のゼロは不要)」とプッシュするだけです。例えば03-1234-5678」にかける場合は「0081-312345678」をダイヤル。この場合、通常の電話回線を使って国際電話をかけることになるので、結構な金額になります。

ステップ2(IP電話を使ってコストダウン)
上記ステップ1の登録が出来たら、次はIP電話回線を使って安く電話をかけます。使い方は簡単で、電話番号の前に「17951」を追加するだけです。上記の例ですと、「17951-0081-312345678」になります。IP電話ですので、時々音質の悪化やレスポンスの遅れなどがある「らしい」ですが、少なくとも僕の感覚では普通に使えます。気になる電話代は(上海から日本にかけた場合)2.4元(約36円)/分です。

<追記>
コメント欄にてアドバイスを頂きましたので追記します。ステップ2の代わりに「KTXGX」というコマンドを10086あてに送ると、同様のIP電話が使用可能になります。この場合、「17951」の代わりに「12593」を使って下さい。この「12593」が優れているのは、下記ステップ3の手順を踏まずに、「毎月1元の費用で1元/分で日本に電話できる」事です。おそらく「17951」+ステップ3のサービスを使ってきたユーザーから面倒だという不満の声があり始まった新サービスなのでしょう。


ステップ3(毎月1元の費用で電話代半減?)
上記設定でもまだまだ高いので、更にお得なパッケージをご紹介。ステップ1同様に、「10086」あてに「KTGJIP」というSMSを送ります。確認SMSが届きますので、内容に問題が無ければ「1」を返信して登録完了。これを用いると毎月1元の固定費用で、日本への電話代が1元(約15円)/分まで安くなります。かけ方はステップ2と同じく「17951・・・」です。

ステップ4(でも一番安いのはこれじゃない、ってオチ)
ステップ1-3までの登録を行うと、携帯電話で簡単に国際電話をかける事ができます。「多少手間でも、もっと安くしたい!」と言う方には「IPカード」の購入をお勧めします。携帯電話用のプリペイドカード(充値カード)が売られている場所なら大体購入可能。日本への発信は2.4元/分で、カード1枚で100元分の通話が出来るのですが、このカードが結構安く買えます。1枚単位で買っても30~35元前後、10枚単位でまとめ買いすると20元/枚程度まで値切れます。20元で購入できたとすると0.48元(7.2円)/分の計算になりますね。面倒なのは毎回IPカード裏面に書かれている番号と、4桁のパスワードを入力しなければならない事。それを除けば快適に使えます。

ステップ5(究極のコストダウン・・・無料国際電話!)

ええと、Skype使って下さい(笑)