2009年3月26日木曜日

勝間和代さん「断る力」(文春新書)


勝間和代さんの新著「断る力」(文春新書)を読みました。この方の著書は(多分)全て読んでいますが、僕は自分自身へのベンチマークとして勝間さんの著作を活用させて頂いています。例えば2007年に刊行された「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」を読んだ時は「書いてある事の約半分は実施済み、あと半分は早速これから実践してみよう」と考え、実行しました。また他の著作を読んだ時は「この本に書かれている事に目新しい事は無いな」と思うとそれに関した興味ある分野でより深い分析が行われている書籍を探したり、仕事面で活用されている人に会い、アドバイスをもらったりというように。自分自身でも陥りがちなので注意しているのですが、こういったいわゆる「自己啓発系」の本に関して注意すべきなのは、「読むだけで"満腹"」になりがちな事です。一番大切なのは「学んで、何を始めるか、そしてどう変わるか」なのに、本を読んで「うーん、なるほど」で終わってしまう事がいかに多いか・・・。僕以外にも耳の痛い方は多くいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。
この「断る力」を読んで僕の心に残ったキーワード、これから生き、仕事をして行く上で自分の「行動・判断指針」に追加した思う言葉を記載しておきます。

・事実なんてない。あるのは認識だけだ。
・友達は何人必要?
・「断る力」が無い人は"卑屈なイメージ"を相手に与えてしまう
・自分の「揺るぎない軸」を持つこと

僕の課題はこの「揺るぎない軸」の為に"何物をも恐れず進む力"です。「断る力」は随分身勝手な言葉に聞こえますが、要は「弱い自分に打ち克つ力」の事だと僕は理解しています。