待ちに待った3GiPhoneが発表されました。安くなって(8GBが$199、16GBが$299)、通信速度が速くなり(3Gだから当然か)、日本でも正式発売されることが決まりました。機能自体に大きな変更点は無いのですが(正直多くの既存iPhoneユーザはがっかりしているのではないでしょうか)、顧客に自分でアクティベーションさせないよう仕組みが変わったらしく、JailbreakやSIMフリー化の難易度が上がりそうな予感です。初代iPhone発売当初は、SIMフリー化してAT&Tキャリア以外で使われる事自体が想定外だったでしょうし、そうなるとiPhoneのビジネスモデル自体が存在しえなくなります。WWDC基調講演ではこれまでに販売されたiPhoneは600万台、との報告がありましたが、その内40万台が中国に密輸されSIMフリー化されて使用されているとの事です。そういう僕もその一人なのですが・・・。
その解決方法としてApple社が選んだのが「出来るだけ多くの国で正式販売する」事です。さすがAppleですね。「欲しいけど売られていない」から正規以外のルートで入手するのであって、正規品の入手が出来るのであればわざわざ割高な密輸品を買ったり、iTunesに接続する度にファームアップデートの表示が出てドキドキしたり(笑)する必要もありません。マリファナを合法化することで裏社会への資金流入を防ぎ、国全体でのドラッグ絡みの犯罪件数を減らしたオランダに通じるものがあるように思います(違うかな)。
とはいえ非常に大きな問題が。
それは「中国では正式発売が決まっていない!」という事です。
嗚呼、3GiPhoneが手に入るのはいつの事か・・・。